課題
手動プロセスと多様なファイル形式
お客様から翻訳を依頼されるファイルのファイル形式が原因で、翻訳プロセスが複雑になる場合があります。例えば、翻訳を開始する前に別のファイル形式に変換し、各翻訳者が作業できるようにファイルを分割し、翻訳完了後は分割したファイルを再び結合し、元のファイル形式に変換し直す必要がある場合などがあります。Elionetworkは、こうした状況への対応に苦慮していました。
同社のエンジニアは、翻訳の前後に手動でファイルを処理しなくてはならず、その結果納品までの時間が長引き、エンジニア自身も他の作業に割く時間がほとんどない状況でした。手動での処理による遅れに加え、elionetworkのプロジェクトマネージャーは納期の厳しい大規模プロジェクトのコーディネートに苦労していました。翻訳者の進捗状況を監視する手段が(メールを送信して作業を中断させる以外に)なく、納期遅れにつながる可能性のある問題の特定が困難でした。また、同じプロジェクトに携わる翻訳者の間でも作業環境が異なるため、作業を進めながら互いの翻訳成果の恩恵を受けることができていませんでした。
解決策
使いやすく高性能なTMS
elionetworkのグローバルオペレーションディレクターを務めるMelvin Quekは、同社が直面していた問題を解決しうる翻訳管理システムを調査し、最終候補として3つのソリューションに絞り込みました。数ヶ月の間、elionetworkは最終候補のソリューションをテストし、最終的にPhrase TMSを選びました。
Phrase TMSは、同社のプロジェクト管理や手作業による処理の問題を解決できるだけでなく、UIの使いやすさが他のソリューションに比べ際立っていました。elionetworkのチームはPhrase TMSのパフォーマンスにも感銘を受けました。同社はインターネットのインフラが完全に成熟していない発展途上国にもオフィスがあるため、クラウドベースのシステムでは必ずしも優れたパフォーマンスが得られません。Phrase TMSの高速サーバーと最小限のオーバーヘッドにより、プノンペンのユーザーもシンガポールのユーザーと同様に優れたユーザーエクスペリエンスを享受することができたのです。
利点
翻訳者と開発者の双方に自由と柔軟性を
Phrase TMSを使用することで、elionetworkはかつてボトルネックとなっていた前処理と後処理の大部分を自動化することに成功しました。ファイルを分割し結合する作業の負担をエンジニアに負わせるのではなく、プロジェクトマネージャーはPhrase TMS上で直接ファイルを分割できるようになり、複数の翻訳者の間での仕事の分割もより柔軟に行えるようになりました。
翻訳が完了し納品の準備が整ったら、Phrase TMSが翻訳者の作業を結合して1つのファイルを作成します。豊富なファイル形式に対応しているため、エンジニアが常にファイルを変換する必要もありません。一元化されコラボレーションに適したPhrase TMSの特徴は、elionetworkのプロジェクト管理に他のメリットももたらしました。プロジェクトマネージャーは、翻訳者にメールを送らなくても進捗をリアルタイムで監視できるため、時間の節約になるほか、納期遅れにつながる前に問題を特定できます。
また、翻訳者は1つの翻訳メモリを共有し、プロジェクトを通して他の翻訳者とともにメモリを構築しながら互いの仕事の恩恵を受けることができます。Elionetworkは、ワークフローを刷新したことにより、プロジェクト当たり翻訳者の時間を約30%、プロジェクトマネージャーの時間を約50%節約できました。驚くことに、同社はPhrase TMSの使用を開始して以降、全体で50%近い納期短縮も報告しています。
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