技術文書向けに設計

これまで、技術文書の翻訳には、分断されたワークフロー、限定的なAI機能、そしてTradosのような旧来のツールによる高コストな手作業編集がつきものでした。しかし、その時代は終わりました。

PhraseはTridion Docsとネイティブ統合しているため、技術文書を直接Phrase Platformに連携することができます。一元管理されたワークフロー、最先端のAI翻訳、そしてエージェント技術によって実現する高度な自動化を活用できます。最小限の労力で、高品質なコンテンツを大規模に展開。 

サイロ化したプロセスから、完全な自動化へ

Phraseとの統合前Phraseの統合以降
Tradosで翻訳された技術文書Phraseで直接翻訳された技術文書
分離されたローカリゼーションのワークフローリソースが一元管理された統合型ワークフロー
人手による高額のポストエディットコストAI翻訳と統合されたTMが編集時間を短縮
翻訳品質に対するコントロールが限定的ローカリゼーションチームが翻訳品質を完全に管理可能

Tridion Docsの翻訳にPhraseを選ぶ理由

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ポストエディットの手間を削減

AIを活用した翻訳、共有翻訳メモリ(TM)、品質評価機能を活用して、手作業でのレビュー工程を最小限に。

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自社に合わせて最適化できる自動化

Phrase Orchestratorを使えば、コンテンツの種類や品質基準に合わせた柔軟なワークフロー自動化が可能です。

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直感的なワークフロー管理

エンジニアの手を借りず、数クリックで自動化設定や翻訳ロジックの調整が行えます。

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専任チームによるサポート

オンボーディングから運用サポートまで専任チームがしっかり支援。追加料金のない明快なサービス体制で、安心して導入できます。

Phraseの活用事例

あるグローバル製造業企業では、100以上の市場での規制対応のため、30言語以上への大量の技術文書翻訳が必要でした。

同社はすでに、マーケティングおよび法務コンテンツのローカライゼーションにPhraseを活用しており、Tridion Docsとの統合を通じて技術文書にも利用範囲を拡大しました。この移行により、すべてのローカリゼーションワークフローがPhrase上に統一され、

共有翻訳メモリ、AIによる品質チェック、自動ルーティングを活用することで、手作業の負荷を大幅に削減し、翻訳のスピードと一貫性を向上させることに成功しました。

よくあるご質問

Tridion Docsとの統合機能を設定するには?

統合機能の設定の手順は以下のとおりです。

  • 管理者権限付きのTridion Docsアカウントをお持ちであること、Tridion Docs FTPが有効になっていることをご確認ください。
  • Phrase TMSにログインして、「統合機能」を開きます。
  • Tridion Docsを選択し、アカウントを認証してAPI接続を確立させます。
  • Tridion DocsのFTPエクスポートフォルダへのアクセス設定を構成します。
  • オプションで、ワークフローによっては、カスタム言語マッピングを設定することで、TridionとPhrase間の言語コードを最適に対応させることが可能です。

詳しく見る

サポートされているコンテンツタイプは?

Tridion Docsとの連携はファイルベースの統合であり、DITA XMLコンテンツ(ZIPアーカイブとしてパッケージ化されたもの)に対応しています。 ※Tridion DocsのTranslation Organizerを使用してエクスポートされたファイルに対応しています。DITAトピックの翻訳にも対応しています。

Phraseで翻訳をプレビューできますか?

はい。PhraseのCAT EditorでDITAコンテンツのリアルタイムプレビューが可能です。

この統合機能は変更検出やコンテンツモニタリングに対応していますか?

Tridion Docs自体には、リアルタイムでのコンテンツ変更をモニタリングするためのAPIはありません。ただし、Phrase TMSとの連携では、設定済みのFTPSフォルダをモニタリングする仕組みが組み込まれています。このフォルダに新しいZIPファイル(Tridion DocsからエクスポートされたDITAパッケージ)が追加されると、Phrase TMSが自動的に検出して処理を開始します。

統合機能で機械翻訳(MT)は使用できますか?

はい。この統合機能はPhrase Language AIに対応しており、30種類以上の機械翻訳エンジンを利用できます。さらに、言語ペアごとに最適なエンジンを自動選択するMT自動選択機能にも対応しています。

インポートとエクスポートは両方とも自動化されていますか?

はい。この統合機能ではインポートとエクスポートの両方向が自動化されています。

  • インポート:Phrase TMS APCは、指定されたFTPSフォルダを定期的にチェックします。新しいZIPファイルが検出されると、ソースコンテンツは自動的にPhraseに取り込まれます。
  • エクスポート:Phrase TMSで翻訳ワークフローが「完了」ステータスに達すると、翻訳済みファイルはAPI経由でTridion Docsの適切な言語フォルダに自動的に送り返されます。

さらにサポートが必要な場合は?

Tridion DocsのPhrase統合機能に関する詳細なドキュメントやサポート情報は、Phrase Support Centerをご覧ください。