ローカライゼーション戦略

Phrase、マルチメディアローカリゼーション、エージェント型AI、開発者体験の強化を含む過去最大規模のアップデートを発表

2025年6月11日

今回のリリースでは、Phrase Studio、PACS、Phrase Strings内のLanguage AI、そしてアップグレードされたDeveloper Hubが導入され、スケーラブルでインテリジェントなローカリゼーションを実現します。
One platform. Limitless potential

マサチューセッツ州ボストン、2025年6月11日—AIを活用した翻訳技術の世界的リーダーであるPhraseは、エンタープライズプラットフォームに大規模な新機能を追加したことを発表しました。今回のリリースは、言語テクノロジーにおける重要な転換点となるものであり、グローバルコンテンツの作成・適応・配信のあり方を根本から変える、インテリジェントな機能群を提供します。

Phraseの技術は、これまで多くのグローバル企業において、複雑な多言語オペレーションを支える基盤として採用されてきました。今回のアップデートにより、Phraseは、AI・自動化・接続性を融合させることで、より高いレベルのローカリゼーションを可能にし、業界のスタンダードを更新するものです。音声・動画対応のマルチメディアローカリゼーション機能Phrase Studio、Phrase Agentic Content System(PACS)のリリース、Phrase Language AIのPhrase Stringsへの拡張、そして新たなDeveloper Hubの展開といった新機能によって、Phraseは言語テクノロジー分野におけるリーダーシップをさらに強化しています。 

「今回のリリースは、Phraseと、私たちがサポートするお客様、そしてパートナーにとって極めて重要な節目となります。業界全体が、私たちが長年提唱してきた『言語テクノロジープラットフォーム』という考え方に近づいており、今回のアップデートはその実現に向けた大きな前進です」と、Phrase CEOのGeorg Ellは述べています。 

「テキスト、音声、映像を含む多言語コンテンツに求められる水準は、大きく変わってきています。AI、自動化、エコシステムとの連携が当たり前となった今、バラバラのツールや寄せ集めのソリューションではもはや対応できません。いま顧客やパートナーが求めているのは、革新性、品質、拡張性を兼ね備えた言語プラットフォームです。今回のリリースは、まさにそうしたニーズに応えるものです。よりスマートに、より速く、そして一貫性のあるグローバルコンテンツ配信を可能にします。」

よりスマートなグローバルコンテンツ運用へ

パーソナライズされた体験やリアルタイムでの対応が求められる中、Phraseはコンテンツライフサイクル全体をカバーする形でプラットフォームを拡張しました。この最新リリースでは、マルチメディアローカリゼーション対応の強化、AIエージェントの自動連携(おオーケストレーション)、開発者向けツールの刷新、ワークフロー自動化機能の拡充など、大幅なアップグレードを実現しています。

  • Phrase Agentic Content System(PACS):複数のAIエージェントが連携し、それぞれの専門領域でローカリゼーション処理を担う次世代アーキテクチャ。リリース時点では、文脈を考慮した翻訳エージェントと、MT Optimize による自動ポストエディットエージェントが含まれています。
    事前設定なしで使え、高精度かつスピーディな翻訳を実現します。

  • Phrase Studio:音声・映像コンテンツのローカリゼーションを一元管理できる新機能。リアルタイムと収録済みのコンテンツに対応し、AIを活用したキャプション生成、字幕作成、吹き替え、要約、合成音声などを実行できます。Phrase Studioは、大規模かつ多言語のマルチメディアコンテンツを、迅速かつ高品質で翻訳します。 
  • Phrase Strings内のPhrase Language AI:Phrase の高度な機械翻訳機能が、ソフトウェアローカリゼーション用の Phrase Strings にも統合。自動エンジン選択、MT用語集、Phrase QPS scoringなどを活用し、翻訳の一貫性と品質を維持しながら業務を効率化できます。 
  • Phrase Developer Hub:開発者向けドキュメントを再設計し、検索性と構成を大幅に改善。Contentful や Optimizely 向けのカスタマイズ可能なコネクターAPIも新たに公開され、より柔軟なシステム連携や高度な自動化が可能になります。

また、Phrase Stringsでは、CMSやデザインツールからのトリガーによるジョブ作成、Tridion Docsとのネイティブ統合による技術文書のローカリゼーション自動化など、数多くの新機能が追加されています。

今回のリリースにより、Phraseは業界をリードする言語テクノロジープラットフォームとしての地位をさらに確固たるものにしました。AI、自動化、シームレスな接続を組み合わせることで、グローバル企業が求める「スピード」「品質」「拡張性」に対応しながら、高品質な多言語コンテンツを効率よく提供できる環境を整えています。

Phraseについて

Phraseは、AI駆動の翻訳テクノロジー分野で世界をリードする企業です。私たちは、企業がより多くの人々にリーチし、異なる言語や文化を超えて深い関係を築きながら、成長を加速させることで、グローバルビジネスの成功を支援しています。

クラウドベースのPhrase Localization Platformは、包括的なローカリゼーション戦略を推進するために必要なすべての主要機能を備えています。AIによる機械翻訳、先進的な翻訳管理、ソフトウェアローカリゼーション、トップクラスのワークフロー自動化、品質評価、そして分析機能に至るまで、Phrase Platformは企業の翻訳タスクのあらゆる側面を統合、最適化、管理します。

こうした理由から、Uber、Shopify、Volkswagenをはじめ、主要なLSPやグローバルSIパートナーなど、世界中の多くの企業がPhraseを採用し、数百万のユーザーとのつながりを築きながら、グローバル成長を加速させています。詳細については、phrase.com/ja/をご覧ください。

Phraseとつながる:LinkedIn | YouTube

メディア担当

Pamela Ghosal
pr@phrase.com
+44 20 7150 6886