最新CMSへの移行とPhrase TMSによるローカリゼーションワークフローの最適化
Vistaは、世界中の何百万もの中小企業のデザインとマーケティングを支援しています。20年以上にわたり、同社は中小企業からインスピレーションを得て、その進化するニーズに対するソリューションを提供し続けています。VistaCreate、99designs by Vista、VistaPrintを通じてフルサービスのデザイン、デジタル、印刷ソリューションを提供しており、実世界とデジタル空間の両方で中小企業の存在感を高め、成功を後押ししています。
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課題
コンテンツと翻訳管理の一体化
Vistaは23の国と地域で事業を展開しており、ウェブサイトは13ヶ国語に対応しています。ローカライゼーションは、その成功の重要な要素です。より強力で効率的なテクノロジーを採用し、テクノロジースタックを刷新することを決定したとき、同社は課題に直面しました。同社が選んだのは、既存の翻訳管理システム(TMS)との完全な互換性がない、Contentfulという新しいコンテンツ管理システム(CMS)でした。具体的には、同社のTMSプロバイダはContentfulへの既製のコネクタを提供していなかったのです。そこで、Vistaのローカライゼーションチームは、新しいCMSとシームレスに統合できる新しいTMSを探し始めました。
しかし、課題はそれだけではありませんでした。世界中に7,000人以上のチームメンバーがいる同社では、各チームがさまざまなテクノロジーを使用し、さまざまなリポジトリに接続しており、そのワークフローもさまざまです。したがって、新しいTMSはそのレベルの複雑性に可能な限り適応する必要がありました。
解決策
Phrase TMSとそのアウトオブボックスコネクタ
Vistaのローカライゼーションチームは、いくつかの選択肢を慎重に評価し、候補を絞り込み、最終的にPhrase TMSを選択しました。Phrase TMSの1ヶ月無料トライアル期間を利用し、同社はすべてのユースケースを試し、十分な情報に基づいて決定を下すことができました。同社の結論は明確でした。Contentfulとの既製のコネクタを提供し、さまざまなリポジトリに容易に接続可能なPhrase TMSがベストな選択でした。
設定に多くの時間を費やす必要がなく、ボタンを1つクリックし、ログイン情報を追加して、Contentfulに接続するだけでした。そのため、Phrase TMSおよびContentfulとの統合は非常に短時間で完了しました。
Vistaは以前使用していた2つのTMSからPhrase TMSにすべての翻訳コンテンツを徐々に移しており、移行は非常にスムーズです。SitecoreをCMSとして使用している社内チームが良い例です。以前Sitecoreコネクタを使用した際には作業が複雑で、完全な成功とは行かなかったため、新しいTMSへの変更について最初は懸念がありました。しかし、Phrase TMSへの移行は非常にスムーズだったため、もっと早くに移行していればよかったと思ったようです。
自動化機能や使いやすい既製のコネクタが充実したPhraseは、Vistaのローカライゼーションオペレーションチームがコンテンツ管理の最新技術に移行し、ワークフローの合理化を図るという会社のミッション遂行を支援する上で、非常に有効なソリューションでした。
成果
シンプルで効率的なワークフロー
Phrase TMSの柔軟性と使いやすさは、Vistaのローカライゼーションチームだけでなく、社内チームとローカライゼーションベンダーの心もつかみました。
Zendeskの統合により、プロジェクトオーナーは時間を節約
Zendeskからの翻訳ワークフローが自動化されたことが、Vistaにとって最も時間の節約になり、特に送信者側の管理作業が大幅に削減されました。Phrase TMSを導入する前は、送信はすべて手作業で行われていました。今では、プロジェクトオーナーはTMSにログインする必要がなく、翻訳したい記事にフラグを立てるだけです。
編集者と翻訳者の使いやすさが向上
Vistaのベンダー(50人以上のフリーランス翻訳者)は、以前の2つのTMSに接続する際にはVPNを使用する必要がありましたが、これには常に多くのITサポートが必要でした。Phrase TMSはクラウドベースのツールなので、VPNは不要です。
_「接続にVPNを必要とせず、クラウドベースのインターフェースを使用していることで、言語プロバイダの作業体験も大幅に向上しました」_と、Alexander EkhilevskiyとAnnalisa Barbagliaは話します。
プロジェクト所要時間の大幅な改善
Vistaは、1,500語未満の翻訳ジョブは2営業日以内に納品するというサービスレベル契約(SLA)を社内ステークホルダーと結んでいます。このSLAは以前から存在するものですが、
Phrase TMSの使いやすさと接続の容易さのおかげで、各種リポジトリからTMSへのフローがはるかに簡単になりました。前のTMSでは、チームメンバーは特定のファイルをインポートしたり、テンプレート、フィルタ、ウィジェットなどを作成したりする際、テクニカルサポートチームに連絡する必要があり、設定に多くの時間を取られていました。Phrase TMSでは、各チームメンバーがプロセスの完全なオーナーであり、すべて自分で行うことができます。その結果、プロジェクトの所要時間が短縮され、1営業日以内に納品が完了することも珍しくありません。
最後に
Vistaで最も使用頻度の高いPhrase TMSの機能を尋ねると、AlexanderとAnnalisaはプロジェクト管理インターフェース、プロジェクトの自動作成(APC)、ウィジェットを挙げました。また、すべてのジョブを一度に開けることも高く評価しています。そして、Phrase TMSが提供するサポートをいかに重視しているかを強調しています。
「私たちが何か問題に直面すると、Phrase TMSのサポートチームが極めて迅速かつ積極的に調査を行い、解決策を提示してくれます。いつも力になってくれるので、本当に感謝しています」
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