プレスリリース:Memsource Translateアドオン
2021年11月18日
チェコ共和国・プラハ – 2021年11月18日—AIを活用した翻訳管理システムを提供するMemsourceは、「Memsource Translateアドオン」を含む、サブスクリプションモデルでの機械翻訳(MT)機能の提供を開始しました。ユーザーは固定料金で、主要なMTプロバイダーの機械翻訳を無制限に利用してポストエディットを行えるほか、高度なMT管理機能も利用できます。
これまでの従量制料金から、毎月定額の新しいサブスクリプションモデルに移行することで、ユーザーは機械翻訳への支出額を予測しやすくなります。この定額モデルでは、Amazon Translate、Google Translate、Microsoft Translator、Tencent TranSmartの4つのMTエンジンにアクセスできます。一部またはすべてのエンジンを有効にして、システムに組み込まれているMT自動検出機能を利用すると、コンテンツに最適なMTプロバイダーが自動で選択されます。今後数か月間に、さらに多くのエンジンが追加される予定です。
「新しいアドオンにより、お客様はMTを利用する際に文字数を気にすることなく、ワークフローの変革に向けて注力できます。また、定額モデルにより、予算を予測できるようになり、翻訳するごとに文字数を購入する煩わしさから解放されます」とMemsourceの最高イノベーション責任者Dalibor Frívaldskýは述べています。
今回の新料金モデルの導入に合わせて、Memsource TranslateのMT管理機能も拡張されます。従来のMT自動検出、MT品質評価、MTプロファイルの各機能に加えて、新たにMTグロッサリーが導入され、ユーザーはエンジンの出力をカスタマイズできるようになります。
MTグロッサリーとは、特定の単語やフレーズについての望ましい訳語をリスト化したものです。用語ベースと似た機能を持ち、カスタム用語集、カスタム語彙などとも呼ばれます。MTエンジンにグロッサリーを設定することで、企業や分野に特有の用語を正しく翻訳できるようになり、MT出力の品質向上に役立ちます。具体的には、MTエンジンは原文を翻訳する前に、用語集ファイルを参照し、定義された用語が原文内に見つかると、登録された訳語を適用します。たとえば「Memsource Translate」という製品名を登録しておくと、「Memsource Übersetzen」のように製品名の一部が訳出されてしまうことなく、「Memsource Translate」という名称が訳文中で正しく保持されます。
「MTグロッサリーを使用することで、その企業特有の用語のエラー率を80%削減できると予測しています」とMemsourceのプロダクトマネージャーJan Hofmeisterは話します。
従来、ユーザーがこのような用語集を使用するには、Memsource外で、各MTプロバイダーのシステムに用語集をアップロードして管理する必要がありました。今回、グロッサリー機能がMemsource Translateに完全に統合されることで、使用中の翻訳管理システムから離れることなく、用語集を簡単に管理・利用できるようになります。設定した用語は、Memsourceの翻訳管理システムから直接アップロード・編集でき、複数のエンジンに適用できます。
Dalibor Frívaldskýはこのようにコメントしています。「私たちは機械翻訳をできるだけ簡単かつ効果的に利用していただけるよう、幅広い取り組みを行なっています。MTグロッサリーも、その一環です。要望の多かったこの機能の追加により、お客様は用語集の導入をより管理しやすくなり、品質の向上とポストエディット作業の軽減につながるでしょう。これをベースに、近い将来、さらなる革新的な機能を提供していきたいと考えています」
Memsource社について
Memsourceは、グローバル企業の翻訳業務を効率化します。2019年にCSA Researchによって最も有望な翻訳管理システムとしてランク付けされたMemsourceは、500以上の言語、50以上のファイルタイプ、および30以上の機械翻訳エンジンをサポートしています。Memsourceユーザーは、特許を取得した最先端のAIテクノロジーを利用し、コストを削減しながら翻訳品質を向上させることができます。欧州、米国、日本の拠点に1200名以上の従業員を擁するMemsourceは、Uber、Zendesk、Supercell、Vistaprintなどの大手企業を始めとする世界中の数千のお客様にサービスを提供しています。詳細はwww.memsource.comをご覧ください。Twitterアカウント「@Memsource」でも情報を発信しています。
よくある質問
現在、Memsourceのユーザーではないのですが、Memsource Translateアドオンを試してみることはできますか?
はい、可能です。新規ユーザー様は、Memsourceにサインアップすると、30日間の無料トライアルをご利用いただけ、その一部としてMemsource Translateアドオンにも自動的にアクセスできます。無料トライアルはこちらから開始できます。
すでにMemsourceを使用しているのですが、Memsource Translateアドオンを試してみることはできますか?
はい、可能です。Memsourceのサブスクリプションプランをご利用のお客様は、Memsource Translateアドオンの60日間無料トライアルを開始できます。このオプションは、Memsourceの管理画面から直接アクセスできます。
Memsource Translateをよく利用しています。今回の変更は私のようなユーザーにはどのような影響があるのでしょうか?
ワークフローに支障をきたさないよう、Memsource Translateの文字数の残量があるすべてのお客様に、自動的に60日間の無料トライアルが提供されます。トライアル期間中は、これまで使用いただいていたすべての機能に加えて、新しいMTグロッサリー機能にもアクセスできます。Memsourceのサブスクリプションプランをご利用のお客様は、Memsource Translateアドオンの60日間無料トライアルを開始できます。このオプションは、Memsourceの管理画面から直接アクセスできます。
Memsource Translateの未使用の文字数がある場合、その文字数はどうなるのでしょうか?
2021年11月18日より、Memsource Translateの文字数を購入・使用することはできなくなります。それ以前に購入いただいたMemsource Translateの文字数については、残量がクレジットの形で返還されます。クレジットは、ご自身のエディションのサブスクリプションまたはMemsource Translateアドオンに使用できます。クレジットの残高は、Memsourceの「ご登録のサブスクリプション」から確認いただけます。
MTアドオンの料金はいくらですか?
新しいMemsource Translateアドオンは、追加のサブスクリプションとして提供され、お客様のエディションおよびプロジェクトマネージャー数に応じた定額料金にてご利用いただけます。料金の詳細はこちらをご覧ください。
現在利用しているエディションにおいて、Memsource Translateの機能へのアクセスに影響はありますか?
Memsource Translateアドオンのサブスクリプションを購入いただくと、主要なMTプロバイダーの機械翻訳を無制限に利用してポストエディットに活用いただけます。さらにMT自動検出とMT品質評価の機能も利用できます。ただし、カスタマイズ可能なMTエンジンとMTプロファイル、MTグロッサリーは、「チーム」エディション以上のみで利用可能です。詳細はこちらの機能比較でご確認ください。